9月になりました。
上半期の視聴記録を御開帳するには、引け目を感じる2か月遅れですが。
2か月前に書きはじめたまま湖底に眠ってた記録を引き上げて、さぼりっぱなしだったブログを再開したいと思います。
韓国ドラマオタク
2022年1月~6月に見た韓国ドラマ映画の視聴記録をここにしたためる
★基準について
シンプルに「私が好きかどうか」だけを基準に★をつけています。
★5…最高におもしろかった!人にすすめたい!何回でも見直したい作品
★4…とてもおもしろかった作品
★3…普通におもしろかった作品
★2…最後まで見たものの、時間返せと思う作品
★1…途中リタイアした作品
今回もさらに★5~★3を3段階に分けてみました。
作品選びの参考になれば幸いです!
■2021年の記録はコチラ■
kyonbokkun-onigiri.com
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★5
■ +++■
「赤い袖先」(2021)
ささいなことでも自分の選択を大切にいきていこうとする宮女と、宮女を愛した王の物語。史劇としては斬新なテーマのドラマで作品としておもしろいのはもちろん、イ・サンを演じたジュノが震えるくらいすごいので全世界の人が見てほしい。
10月に日本でもDVDが発売されWOWOWでの放送も決定し、最高に嬉しいのに日本版ポスターがダサくて最高に悲しい。
■ ++■
「悪の花」(2020)
夫婦とは、親子とはなにか。人間の人格を作り上げるのは遺伝子か環境か。サスペンスとヒューマンの塩梅が絶妙で一気見不可避。イ・ジュンギでないとできないドラマ。
「怪物」(2021)
おかしいくらい登場人物全員が怪しすぎるのに、物語として完璧に成立してるのがすごい。脚本の緻密さと俳優陣の天才的怪演。「悪の花」同様にサスペンスとヒューマンの塩梅が絶妙で一気見不可避。シン・ハギュンは眼球の充血具合まで演技できるみたい。
「セマンティックエラー」(2022)
短編のWEBドラマでこのクオリティの作品が作れるのかと驚愕。2022年でいちばん胸キュンしたドラマになるという確信がある。BLという固定観念抜きにして見てほしい。
■ +■
「18アゲイン」(2020)
既婚者は全員見てちょうだい。明日はきっと配偶者に優しくできる。
「社内お見合い」(2022)
韓ドララブコメの素敵なところを集めてギューっと凝縮したような高濃度ビタミン剤。元気がない時に摂取してエナジーチャージ。
★4
■+++■
「十八の瞬間」(2019)
青春の甘酸っぱさだけでなく、切なさ、はがゆさが瑞々しく描かれていて胸が苦しくなる。キラキラした青春には無縁だった人にもきっと刺さる名作。
「私の解放日誌」(2022)
これはもはやドラマを越えて純文学といえる、ドラマだけど文学。詩や文学がベストセラーにはいる韓国ならではの感性。やや高尚すぎて難解ではあるけれど、まちがいなく10年後も心と記憶に残っている作品。
映画「国際市場で逢いましょう」(2014)
家父長制度の名の下、自分を殺して生きてきた男の人生が染みる。「私の解放日誌」と同時期に見たこともあり、儒教文化圏で生きる私たちの思想の根底に残り続ける家父長制について考える。
「嫉妬の化身」(2016)
恋愛のスパイス”嫉妬”に焦点を当てた着眼点が素敵。チョ・ジョンソクのトキメキ作品で言えば「ああ わたしの幽霊様」よりもトキメキ度強かった。
映画「モラルセンス~君はご主人様~」(2022)
パッケージから予想したより刺激少なめ、性愛を越えた恋愛映画。主演の仔犬男子イ・ジュニョンがかわいすぎる。
■++■
「今 私たちの学校は」(2022)
韓国のゾンビ作品はまちがいないという信頼を再確認。ただゾンビから逃げてるパニックドラマではなく、子供と大人のはざまである高校生の姿を通して社会にとって子供が希望であるということを伝えている良作。
「イカゲーム」(2021)
ハラハラ展開+人間ドラマで世界的に大ブームになるのもうなずけるおもしろさ。胸クソ悪くなる部分が多々あるので精神状態良好な時の視聴をおすすめします。
■+■
「アンナラスマナラ -魔法の旋律-」(2022)
音楽って本当にいいものですね。ミュージカル映画が好きな人におすすめ。チ・チャンウクはもちろん、ファン・イニョプの好演が印象的。声が優しいのよ、イニョプさん。
★3
■+++■
「女神降臨」(2020)
「私のIDはカンナム美人」にならぶルッキズム系ドラマですが、女神降臨のほうが楽しく前向きな気持ちで視聴できるのでおすすめ。チャウヌとファンイニョプがムンガヨンを奪い合うという黄金ストーリー。
「ユミの細胞たち」(2021)
アニメとドラマの融合という聞いたことも見たこともないものを出してくる韓国ドラマ、進化がすごい!キムゴウンちゃんの圧倒的演技力がアニメとの共演を違和感なくさせています。
「二十五二十一」(2022)
世間の評価と自分の感想がかけ離れている作品が1年に1,2作ありますが、今年の「かけはなれてるで賞」は2521が受賞でほぼまちがいない。大好きなナムジュヒョク作品ながら、いまいちハマれず昔の卒業アルバムを見せられているようなこっぱずかしさと青くささが印象に残ってます。
映画「私のオオカミ少年」(2012)
若き日のソンジュンギとパクボヨン。恋愛映画なのかヒューマンなのかファンタジーなのか、見る人によってジャンルの感じ方がちがうと思う。
「その年、私たちは」(2022)
エモい。水彩絵の具で描いた絵画のようなドラマ。
「流れ星」(2022)
芸能界のお仕事ドラマとしても恋愛ドラマとしても普通におもしろい。桁外れの美貌と頭身バランスをもつイ・ソンギョンがただの会社員というキャスティングがミスってる気がするけど、普通におもしろい。
「サウンドトラック#1」(2022)
これほど美男美女の幼なじみがこの世に存在し得るのかという、話はそこから。全4話きれいにまとまっていて見やすい恋愛ドラマ。
映画「操作された都市」(2017)
かっこいいチ・チャンウクによるかっこいいチ・チャンウクのための映画。シム・ウンギョンがいい空気感だしてる。
映画「リトルフォレスト」
丁寧な暮らしはできる気がしないけど、いつもよりちょっと手の込んだごはんが作りたくなる映画。キム・テリとリュ・ジュンヨル似てないのになんとなく似てる。
映画「スタートアップ!」(2019)
おかっぱのマ・ドンソクという出オチ一発的な雰囲気はありつつも、おさえるところはおさえた内容で、みんなが求めているマ・ドンソクらしいマ・ドンソクも見れる娯楽映画。
■ ++■
「私たちのブルース」(2022)
泥臭い系人間ドラマ。ストーリー脚本ともに苦手なドラマでしたが、キャストの演技の素晴らしさは否定しようがない。苦手…と言いながらも顔面が洪水。
■ + ■
「アンクル」(2021)
オ・ジョンセさん主演。売れない歌手のおじさんと甥っ子の物語で泣ける要素満載。意地悪な金持ちの姑や暴力夫などが出てくる往年の韓国ドラマ展開でつっこみながら見るやつ。
映画「新感染半島 ファイナルステージ」(2020)
映画「新感染」の4年後の世界を描いた映画だが「新感染」とはまったくの別物。過去は人間だったゾンビたちを車でひき殺しまくるのが気分悪い。ゾンビに対する敬意も憐憫の情もなく、生き残った者たちがただ殺し合うだけなのがとても残念だった作品。長髪カンドンウォンはかなりかっこいい。
★2
「アビス」(2019)
下げ記事ははあまり書かないようにと思っているのですが、素晴らしいキャストがもったいなすぎて我慢できずに書いてしまった辛口レビュー。ボヨンちゃんとヒョソプは悪くないです。
「恋する指輪-三つ色のファンタジー-」(2017)
アン・ヒョソプ&キム・スルギの大好きペア主演だけど苦手。ルッキズム描写強めで後味かなり悪いです。
★1
「39歳」(2022)
1話目からと自分とは合わなそうな空気を感じていたのだけど、親友の病気(末期)を知った主人公がひとり暴走して泣き喚いたところでしらけてしまいTHEエンド。「それより友達の側に行ってやりな?」とお別れしました。
「気象庁の人々」(2022)
恋や人生模様を天気になぞらえて良い感じのドラマだったのですが、気象予報士のお仕事パートと恋愛パートが微妙にチグハグで誰にも共感できず、気づけば興味を失いリタイア。
「時速493㎞の恋」(2022)
原題(君へむかう速度493㎞)をあえてダサい邦題にする意味とは一体。せっかくバドミントンという素材を扱っているのにスポーツドラマとしてのおもしろみがなく、主演2人も役に合っていなかった気がします。つまらないとまでは言えないですが、こちらも興味を失いいつのまにかリタイア。
最後に
ドラマ28本、映画6本の計34本視聴
ブログはさぼっても韓国ドラマはさぼらない私
★5をつけた6作品のうち3作は感想を書いてないというのが、我ながらなんのためにブログ書いてんの?という怠惰っぷりですが。
(悪の花、怪物、セマンティックエラーの3作については、時間見つけて書きたい。つたない言葉でも書く。)
おもしろかった作品ほど言いたいことがたくさんあって言語化がむずかしくてまとまらず、つまらなかったと思う作品ほど次々にダメな部分が浮かんでくるという。
感情を脳波から測定していい感じで言語化してくれるアプリの開発、まだですか?
下半期も2か月遅れで出発します。
よろしければ今後ともお付き合いいただけると嬉しいです🍙