景福宮に行きたい

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韓国ドラマ「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」ネタバレ感想

ずっと見たかったこのドラマがとうとうNetflix先生が配信してくださることになり、とっても楽しみにしておりました!

思ってたのとだいぶ違って、良い意味で裏切られたドラマでした。

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出典:JTBC

作品情報

原題 멜로가 체질(メロが体質)
2019.8.9~2019.9.28
JTBC

演出・脚本

イ・ビョンホン
『エクストリーム・ジョブ』『二十歳』

キャスト

チョン・ウヒ / イム・ジンジュ役
『愛を歌う花』『哭声/コクソン』『サニー 永遠の仲間たち』

チョン・ヨビン / イ・ウンジョン役
ヴィンチェンツォ』『楽園の夜』『シークレット・ジョブ』

ハン・ジウン / ファン・ファンジュ役
『仮面の王 イ・ソン』『100日の郎君様』『都会の男女の恋愛法

アン・ジェホン / ソン・ボムス役
『サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~』『恋のスケッチ ~応答せよ1988~』『狩りの時間』

コンミョン / チュ・ジェフン役
『ハベクの新婦』『エクストリーム・ジョブ』『ピョン・ヒョクの恋』


あらすじ

ジンジュ、ウンジョン、ハンジュの3人は、同じ家で暮らす親友の仲。破局と復縁を繰り返した末、7年来の恋人と別れたジンジュ、恋人を亡くしたウンジョン、シングルマザーのハンジュと、それぞれ波乱万丈な人生を送りながら30歳を迎え、互いの悲喜こもごもを共有し生活している。そんな中、ドラマ脚本家を目指すジンジュに大きな仕事のチャンスが訪れる。テレビ局の看板ドラマ監督ボムスがジンジュの脚本「30歳になれば大丈夫」に興味を持ったのだ。しかしボムスの助監督がジンジュの元カレだったことが分かり・・・。
「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」ドラマ公式サイトより引用


引用しておいてなんですが、日本の公式さんのビジュアルが悲しいほどダサい。同じピンクでもなぜこうもちがうのか。背景のドットもなんとも言えない風味をかもしだして言葉を失います…なんでアンジェホンとコンミョンをハートの中に入れちゃったんだろ…


youtu.be




感想

好き度🍙★★★★☆

※この感想にはネタバレが含まれています。(前半ふんわり後半がっつり)



恋愛体質の感想を一言でいうと「独特」

キャラクターが独特。
台詞が独特。
脚本が独特。
劇中のアン・ジェホンの台詞を借りると「セ」(세다=強い、激しい)

好き嫌いがはっきり別れそうなドラマですが、私はとても好きです!

ポスタービジュアルが独特な雰囲気ですが、視聴後にこのポスター見るとほんとに「こんな感じのドラマ」で、このポスターを作る過程にもドラマ内で見たいろんな苦労がつまってるのかな~と感じてより好きになりました。

ポスター上部に書かれているコピー「우리의 멜로 생존권을 보장하라! 보장하라!」を直訳すると「我々のメロ生存権を保障せよ!保障せよ!」

なんとも「セ」なポスター(好き)


いちばん独特なのが、脚本家である主人公のジンジュ(チョン・ウヒ)が書いてる作品「30になれば大丈夫」がこのドラマ「恋愛体質」であること。

登場人物たちが語る「30になれば大丈夫」脚本の感想が、いま私がドラマを見て感じている感想と一緒という不思議な状態。

「ありふれているようで斬新」
「斬新だけど懐かしい」
「台詞がおもしろくてキャラクターに愛着がわく」
「物語よりキャラクター」

全部言われちゃった。
わたしもそう思う。以上、感想終わり。

(うそです。続きます。)

「ありふれているようで斬新」

斬新に感じるのは「30になれば大丈夫」=「恋愛体質」という設定もありますが、ドラマ制作の裏側を見せながらドラマの世界と現実の世界を行ったり来たりさせる見せ方が斬新で独特。ドラマの世界にわざと没入させないようになっているのに、その不思議な空気感にハマっちゃう。

有名ドラマのパロディー的なシーンや台詞が全然さりげなくなくて、現実に引き戻されて笑い。

PPL(間接広告)をネタにした台詞で現実に引き戻されて笑い。

特にマッサージチェアのくだり、なにこれ(超大好き)
都会の男女の恋愛法で同じような視点で間接広告見せていたのを思い出しますが、このノリ嫌いじゃないです!

脚本家ジンジェと監督ソボムが視聴者について話すとき、それはふたりが私のことを話しているのも不思議な感じでした。
あるキャラクターの決断が好きじゃないってうか~もっとちがう結末が良かったな~と思っていたら、監督「多数の共感は得られないと思う」脚本家「少数からの支持を得られればいい」ふたりにねじ伏せられている気がして妙な感覚になりました(言いたいことはこのあと書くので読んでほしい)


「斬新だけど懐かしい」

韓国の食事を大切にしているところが好きです。
韓国ドラマ見ていると「一緒に食事をとること」に日本人よりも大きい意味を持たせていて、食事シーンで人の関係性や関係の変化を描いているシーンが多いですが、このドラマでも前半の食事シーンの見せ方が好きでした。

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出典:JTBC


背徳の深夜のラーメンを一緒に食べる絆

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出典:JTBC


「焼き肉にはネギじゃなくてミナリ」ってこれ完全に飯テロ

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出典:JTBC

このシーン、ソボムがジンジェのテリトリーに入ってきた感じがして好き。突然仕事モードにはいる大人たち(笑)


それぞれの毎日を闘って帰ってくるこのソファシーンはどれも温かくて優しい。

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出典:JTBC

なんでもない会話や一緒にいる時間が与えてくれる安心感。辛い時にそばにいてくれる存在と、辛い時につらいよと助けを求めてくれる存在の心強さ。

斬新な中でも普遍的な人の温かさ、ありふれた幸せが優しく描かれています。



全然関係ないけど、このリビングのシーンのウンジョン弟(演ユン・ジオン)のルームウェアがどれも好きすぎるので見てほしい。↑ 水玉

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出典:JTBC

ボーダー


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出典:JTBC

柄ON柄


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出典:JTBC

柄ON柄!!!


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出典:JTBC

かわいい!!!


「台詞がおもしろくてキャラクターに愛着がわく」

ここからはがっつりネタバレあります。ご注意ください。

ドラマ内でも語られているように、このドラマはストーリーよりもキャラクター。主役たちから脇役まで、はじめは嫌いだったキャラが最後には好きになっている不思議な力があります。


まず、主演でありながら苦悩がない、ただ話を進める役割(と言われた)ジンジュ(演チョン・ウヒ)
子供もいないし恋人も亡くしていないけど、こじらせてる。
「朝がきたけど眠いから寝ていたい」という感情を原稿用紙10枚分くらいの言いまわして表現してくれる。さすが脚本家。

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出典:JTBC


ジンジュの脚本に目をつける若手新鋭監督のソン・ボムス(演アン・ジェホン)
自信家で能力もあるボムスを演じるのにアン・ジェホン当てたのは大正解(何様)イケメンではなく表情豊かというわけでもないのに、なんとも言えない良い演技をするちょうど良い配役(何様失礼)

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出典:JTBC

ボムスが俺様発言をするたびに、ジョンボンのくせに…と思っていたら「ジョンボンの外見がなんだっていうんだ」「応答せよシリーズのヒットは誰のおかげだ?」と応答せよネタを全力でぶちこんでくる!(ほんと大好き)

プレゼンでのちょうど良いポンコツ具合、時代錯誤な発言に反論するかっこよさ、「生ビール12杯は準備運動だったんですよ!震」という素敵にずれた主張で大好きに。

一般的に、カップルのどちらかがこじらせてる系の場合もう一方は振り回されるタイプなことが多いのに、このカップルはふたりともこじらせてて非常にややこしくて好きです。ふたりの会話シーンは翻訳家さん泣かせだなーと思いました。



ヴィンツェンツォで注目度急上昇のチョン・ヨビンが演じるのはドキュメンタリー映画の監督イ・ウンジョン。

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出典:JTBC

死別した恋人と今でも対話し続けるむずかしい役でチョン・ヨビンの演技のうまさとカッコ良さが光ります。ふだんクールなウンジョンがソファで団らんしながら冗談言ってる時の優しい表情も好き。

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出典:JTBC

悪態監督役でカメオ出演だと思ってたソン・ソックがまさかのタイミングで再登場にかなり驚きましたが、ソン・ソックの境遇やこのふたりに関するエピソードを全部説明しない感じの脚本が良かった…。ふざけたシーン以外でも誠実な脚本でうれしい。


そして、シングルマザーのファン・ファンジュ(演ハン・ジウン)
息子があまりに生意気でわしが代わりに雷をおとしてやろか?と思いましたが。

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出典:JTBC

3人の中でいちばんお友達になれなさそう…などどつまらない偏見を持っていた私。

このシーンで一瞬で自分の過ちに気づきました。
撮影現場でオッパ~と愛嬌ふりまいて頼めと言われた時のファンジュ。

youtu.be

シビレます(^^)/
オッパーのゲシュタルト崩壊と江南スタイルを絶妙に織り交ぜているところにセンスと感じる!


ファンジュの会社の新入社員で後輩、チェ・ジェフン(演コンミョン)
入社して初めての仕事はチキン店の施錠を破壊してチキンを揚げること。

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出典:JTBC

これだけは言わせてください。



なんでこのふたりくっつかないの?(涙)


なんとかなってくれるのを最終回まで待ってたのに。

あまりに喪失感が大きくて、一瞬このドラマ嫌いになりそうになったけど、ソボムとジンジュが「多くの共感を得られないとわかってる」っていうところまで計算ずくで作ってる感じが好きで、やっぱり嫌いになれなかった。

これ ↓ 完全にフラグ立ってるじゃん。サムじゃん(泣)

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出典:JTBC

ファンジュの「あなたは彼女を型にはめようとしたけど、理想の型にはまらなくなったから捨てた」という台詞には、なぜそうなる…なぜ…と膝から崩れ落ちました。

せめてジェフンがファンジュに好意があったかどうかだけでいいから教えてほい(しつこい)

ジェフン役のコンミョンくんがとっても爽やかで可愛らしかったから、ファンジュとくっついてほしかったんです。

かわいいくせに、背もあって肩幅もあるから困る。

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出典:JTBC


かわいいくせに、切ない演技も良くて困る。

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出典:JTBC


かわいいから困る。

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出典:JTBC

このかわいいコンミョンくんが恋愛体質と同じイ・ビョンホン監督の映画「エクストリーム・ジョブ」で主演刑事チームのマンネ(末っ子)刑事を演じているのですが、こちらのコメディ演技も超かわいい。イケメンを封印していて別方向にかわいい。
正しくは「エクストリーム・ジョブ」⇒「恋愛体質」の順で見た方がおもしろいのですが、わたしも逆の順番で見たから大丈夫。
他の出演者も恋愛体質と重なっていておもしろいのでぜひ見てみてください。


その他、同級生の芸能人とマネージャーカップル、大物脚本家とPD、ジンジュの元カレ、栄養士と先輩監督カップルなどなど…
どのキャラクターにも愛着がわいてくるドラマでした!

ジンジュの元カレがイケメンなのにこじらせてて、やっぱりジンジュの元カレって感じがするところも好きだった。


揺れる花からシャンプーのにおいがする歌の中毒性がすごい

劇中にも出てくる、揺れる花からシャンプーのにおいがする歌。
中毒性がすごくて、その威力は我が家の幼児も口ずさむほど。

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出典:JTBC


アン・ジェホン & チョン・ウヒversion





見てる途中からどハマりするというよりは、終わってからあれはああいう意味だったのかな〜と考えたり余韻の残るドラマでした。

★は4の上。
5か4か迷ったうえの4です。