またしてもラブコメ見たい妖怪になってしまった私は、ふたたび満足できるラブコメ探しの旅に出ていたのですが、旅はここでひとつの区切りを迎えました。
「ロボットじゃない~君に夢中!~」
人間アレルギーの御曹司とロボットのふりをした女の子のラブコメディー
おもしろかったです!
出典:MBC
作品情報
原題 로봇이 아니야(ロボットじゃない)
2017.12.6~2018.1.25
MBC
演出
チョン・デユン
『W-君と僕の世界-』『彼女はキレイだった』
パク・スンウ
脚本
キム・ソンミ / イ・ソクチュン
キャスト
ユ・スンホ / キム・ミンギュ役
『善徳女王』『仮面の王 イ・ソン』『会いたい』『リメンバー~記憶の彼方へ~』『ボクスが帰ってきた』
チェ・スビン / アジ3・チョ・ジア役
『雲が描いた月明かり』『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』『輝く星のターミナル』『半分の半分』『甘酸っぱい』
オム・ギジュン / ホン・べッキュン役
『ドリームハイ』『被告人』『胸部外科』『ペントハウス』シリーズ
あらすじ
国内最大の金融会社の筆頭株主であるキム・ミンギュは、ルックスから頭脳、財力まですべてそろった完璧男子。しかし、彼は人に触れると発作を起こしてしまう「人間アレルギー」という珍しい病気にかかっていた。ある日、天才ロボット工学者ホン・ベッキュンから、人型アンドロイド“アジ3”の開発資金の提供を頼まれたミンギュは、金を出すかどうかは性能を見てから決めると答える。ところが、性能テスト前日に研究員の不注意によってアジ3が故障!? ベッキュンは悩んだ末、アジ3のモデルとなった元カノのチョ・ジアに、ロボットのふりをしてミンギュに会って欲しいと頼むが…。
「ロボットじゃない~君に夢中!~」ドラマ公式サイトより引用
感想(ネタバレなし)
「ロボットじゃない~君に夢中!~」
鳥肌もののサブタイトルはさておき、ドラマはとってもおもしろかったです!
好き度🍙★★★★☆
バカバカしくてかわいい
過去の出来事から人間アレルギーになった御曹司と、とある事情でロボットのふりをすることのなった女の子のラブコメディー。
はじめなぜかソ・ガンジュン主演の「キミはロボット」と勘違いしてみはじめたのですが(ユ・スンホでてきて、ふぇ??!となって気づく)
とにかく終始
ふつう気づくだろ!!!
の連続で、バカバカしくもあり、かわいらしくもあり、キュンもありのドラマでした!
財力もあり、能力もあり、顔もイケてるのに全然ロボットだと気づかないちょっと抜けてる御曹司役のユ・スンホがちょ~うかわいい!!!
これは絶対人間だってばれるわ!ってシーンでも
開発者「絶対にバレた!」
ロボットしてる本人「絶対にバレた!」
私「絶対にバレた!」
ユ・スンホ「あ~ 友達モードかぁ~」
ふつう気づくだろ!!!
手をつないだりハグするたびに「体温感じたら気づくだろ」「肌の質感で気づくだろ」といちいちツッコミながらも、先が気になって一気に見てしまいました。
出典:MBC
前半は特にコメディー色が強く、「ロボットの性能を検査するユ・スンホ」 VS 「人間だとばれてはいけないチェ・スビン」の絶対負けられない戦いが、くだらなくてバカバカしくて、かわいらしくて微笑ましかったです。
ロボットと人間として時間を重ねていくにつれて、少しずつふたりは恋に落ちていくのですが。
このところどんなラブコメ見てもさっぱりキュンキュンしなくなっちゃって、もう年齢的にラブコメは卒業なのかな…(寂)と思っていたのですが、キュンキュンとまではいかずとも、胸がひさしぶりにキュン…くらいなりました(祝☆卒業延期)
どのあたりがキュンポイントだったのかと考えてみると、私の大好きだった「コーヒープリンス1号店」に似てる部分がけっこうあって。
私の好みの急所をついてくる展開(^^)/
「コーヒープリンス1号店」とは、コンユ×ユン・ウネ主演の2007年のドラマで、イケメンだけが働くカフェで男のふりをして働く女の子とカフェの社長のラブコメディです。
どういう点が似てるかというと
・ふつう気づくだろ!な展開なのに本人だけが気づかない
・好きな気持ちを否定しようとするも認めざるを得ないこの気持ち
・そろそろ本当のこと話してあげなよ…ってなるけど絶対に話さない
このうちのですね〜
「好きな気持ちを否定しようとしてもどう考えても好きだっていう認めざるを得ない」このあたりがなんとも切なくて、私のサビついた胸キュンセンサーを再起動させてくれました。
出典:MBC
好きになったらだめだと思いながらも好きなっちゃうみたいなの大好物!
コーヒープリンス1号店の時もどう見ても女の子なのに、男のふりなんて無理がある…と思いながらもドハマり。
今回人間をロボットだと思い込むのはそれを上まわって無理があると思いながらも、かなり前のめりで見てしまいました。
全体的に先が読めちゃう系のドラマでしたが、ひとり孤独に生きてきた御曹司がロボットとの出会いをきっかけに少しずつ心を開いていく展開も優しく、ユ・スンホはかわいくて、とても見やすいドラマでした。
とにかくユ・スンホという仔犬がかわいくてかわいくて…(*'ω'*)
キャスト
キム・ミンギュ / 演:ユ・スンホ
出典:MBC
眉間にしわのよった気むずかしい役がとってもお似合いになるユ・スンホ。
「男前なのにどこか寂し気」「男前なのに憂いを感じる表情」「男前なのになぜか不幸が似合う」そんな雰囲気の俳優さんが好みなんですが。
それってユ・スンホのことじゃん(^^)/
眉間にしわのよった顔が徐々にほどけて、笑顔を見せた時のギャップがたまらん。警戒心まるだしの野良犬が、完全に懐いたらこの表情↓↓↓
出典:MBC
笑顔がまぶしすぎる!
コメディーから切ないシーンまで見事に演じきる確かな演技力はさすがでした!
一部キスシーンで、なかなかの濃いめダブルショットなキスシーン(私基準)があるのですが、見てはいけないものを見ているような気分になり、ひとりドギマギしてしまったアジュンマは私です…
どうしても子役時代のイメージが残ってるので…ユ・スンホもう27歳だってよ…(時の流れよ…)
アジ3(ロボット)チョ・ジア / 演:チェ・スビン
出典:MBC
チェ・スビンこれまで時代劇でしか見たことなかったけど、現代劇でもかわいかった~!早口でくせのある悪態つくところとか。
ロボットと人間の一人二役(?)で同じセリフを言う時でも微妙に言い方を変えていて、ロボット演技もいい感じ。
出典:MBC
ラブコメはやっぱり主演のふたりが好きでこそハマれるっていうのを、今回あらためて感じました!
ホン・べッキュン / 演:オム・ギジュン
出典:MBC
「被告人」や「ペントハウス」ですっかりサイコパスキャラの定着したオム・ギジュン。
今回はサイコパスではないものの、元カノそっくりのアンドロイドをつくるという冷静に考えたら気持ち悪すぎる天才工学者役です。
アジ3の髪型はかつて交際していた時のジアの髪型だし、アジ3のピンクの服もふたりの思い出の服で、ちょっと気持ち悪い。
アジ3は「ジア」を逆にした名前で、3とつくからにはこれまで1と2を経て3に至ったのだろうけど、その間ずっと未練が服着たようなロボット作ってたのかと思うと、ちょっと気持ち悪い。
と、まぁ初めはちょっと気持ち悪い未練タラタラ男って感じなんですが、後半にむかっていくにつれて「気持ち悪い未練タラタラ」が「かわいらしい未練タラタラ」になっていくのでご安心ください!
チームサンタマリアのメンバー
チームサンタマリアのキャスティングが個人的に大好きでした!
くせ強めのメンバー集めてきて、気のいい研究員をさせるっていう変態的配役!
【パイ】(写真右から2番目)
アジ3開発者ホン・ベッキュンに密かに想いをよせる優秀な研究員。
出典:MBC
第1話の「私が女に見えますか?」って研究しか頭にない眼鏡キャラからスタートしつつ、少しずつ心の内が見え隠れするのがいじらしくて、めちゃ応援しました。パイの恋を。
パイ演じるパク・セワンさん、見たことあるんだけど、どこで見たっけ?と思ったら「トッケビ」でウンタクに母親を悲しませないように冷蔵庫の中に食べ物を入れてほしいと頼む幽霊役だった方。
【スピーカー】
「SweetHome~僕と世界の絶望~」で養生テープでグルグル巻きにされたサイコパス役をやってたコ・ゴンハン。元キム・ミンギュ(ノクドゥ伝のころに改名したらしい)
どこのイケメンかと思う素敵な写真だけど、SweetHomeのイメージ強すぎてサイコパスにしか見えない…(それだけ演技力があるということです)
【ホクタル】
「スウィング・キッズ」で米兵にすりよる腹にいちもつある男を演じていたソン・ジェリョン。
スピーカーとホクタルの恋の小競り合いも方向性が謎で好きでした!
それから、サンタマリアのメンバーではありませんが、ユ・スンホと敵対する幼なじみ役でカン・ギヨンが出演しています。
カン・ギヨン大好きなんですが、今作では惹かれるポイントがなく…
カン・ギヨンはユーモアある役をやる時が光ってるなと思うなど。
最後に
正直キャストも地味だし、勘違いで見始めてしまうほど何気なく見たにもかかわらず、私の性癖好みにバシーンとハマって予想外に面白かったです!
コミュ障なんでわたしにもロボットのお友達ひとりほしい。
顔はユ・スンホでお願いします。