国内屈指の大企業である大馬グループ系列のペガサスマーケット
そこは”島流し先”といわれるグループの墓場だった___
出典:tvN
作品情報
原題 쌉니다 천리마마트(安いです 千里馬マート)
2019.09.20. ~ 2019.12.06
全12話
tvN
演出・脚本
演出:ペク・スンリョン
脚本:キム・ソルジ
キャスト
キム・ビョンチョル / チョン・ボクドン役
『SKYキャッスル』『トッケビ』『医師チャ・ジョンスク』
イ・ドンフィ / ムン・ソック役
『応答せよ1988(恋のスケッチ)』『エクストリーム・ジョブ』『カジノ』
パク・ホサン / チョン・ヘソン / イ・スンジェ
あらすじ
国内屈指の流通系企業である大馬(デマ)グループの理事チョン・ボクドン(キム・ビョンチョル)は、会長キム・デマ(イ・スンジェ)の右腕として能力を発揮してきた。しかし、些細な失敗でグループの島流し先と呼ばれる"ペガサスマーケット"に左遷されてしまう。一方の"ペガサスマーケット"では、真面目だけが取り柄の男ムン・ソック(イ・ドンフィ)が店長として働いていた。不景気の波により赤字続きの"ペガサスマーケット"はやる気のない店員と腐った野菜が並び、商品の陳列もめちゃくちゃで客は誰も来ない状態...。マーケットの社長としてやって来たボクドンは、早速ソックに正社員の募集をかけろと命じるが、応募してきたのはとんでもない面々ばかりで...。
引用元 Culture Entertainment
感想
国内屈指の大企業である大馬グループ系列のペガサスマーケット。
そこは”島流し先”といわれるグループの墓場だった___
些細な事件からペガサスマーケットへ左遷されたチョン・ボクドン理事と、生真面目な店長ムン・ソック。個性豊かな従業員たちが織りなすコメディドラマ。
といっても、よくあるコメディドラマではありません。
首尾一貫した徹底的なコメディドラマとでも申しましょうか。
なんだこれwwww 意味わかんねぇwwww
って笑って、泣いて、最後には心がじんわりする。
馬鹿馬鹿しいのに、ほっこりする。
意味がわからないのに、妙に説得力がある。
明日に希望を持ちたい時、楽しい気分になりたい時におすすめのドラマです。
好き度🍙★★★☆☆
※できるだけネタバレのないように書きました。(劇中の写真有)
未視聴の方もどうぞ。
「ペガサスマーケット」の良いところはですね、適材適所のキャスティング。
というよりもむしろ、キャスティングで一本勝ちと言っていいと思う。
もうね
キム・ビョンチョルさんの大勝利
とにかく最初から最後までキム・ビョンチョル劇場といった感じで大暴れしてくれるビョンチョルさんなのですが、凡人の理解を超えた謎の笑いを、全力を尽くしてやりきってるところに、私、感動すら覚えました。
「SKYキャッスル」や「医師チャ・ジョンスク」など、ビョンチョルさんのコメディの素質について異を唱える韓ドラ視聴者はいないと思いますが、ここまでやるのかと。
そりゃ、NetflixJapanが「キム・ビョンチョル - 一瞬で脳裏に焼き付く極限フェイス集」って動画つくっちゃうだけのことはある。
キム・ビョンチョルさん演じるチョン・ボクドン理事は、ある事件をきっかけにペガサスマーケットへ左遷されてきます。
大馬グループをめちゃくちゃにしてやるーーーー!!!と、奇想天外な案ばかり実行するチョン・ボクドン。
この新しくやってきた社長に振り回されて泣きべそをかく生真面目でちょっと天然な店長ムン・ソック(イ・ドンフィ)
このイ・ドンフィの優しくて生真面目な店長ぶりも非常に良い。
社長の意味不明な案にとまどいながらも、最後にはさすが社長おみそれしました!!になっちゃうの素直すぎか。
イ・ドンフィこんなにも美肌だったかな?って思うほどのつるつる玉子肌だった。カメラの力かメイクの力かは知らんけど、たぶんこれも役づくり?お肌つるつるすぎる。
少しネタバレになってしまいますが
細かいことですが、グランド+クンチョル(韓国の丁寧で正式なお辞儀)でグランチョルなので、日本語字幕はグランド土下座ではなく、グラン土下座にしてほしかったかな。ダジャレ感がほしかったなって。
ペガサスマーケット再出発のため正社員を募集しますが、応募してきたのは、リストラされた元銀行員、一度も就職したことのないバンドマンなど、経験もスペックもない人材たち。
履歴書も持たずにやってきた彼らを誰でも彼でも「合格!!!」といって採用していく社長。
ついでにクレームつけに来たチンピラまで採用しちゃう社長。
なかでも一番意味がわかんないのが、この方々。
のちにペガサスマーケット最大の癒やしになるパヤ族
はじめは、未開の地に暮らす部族で遊んでる感じがして、これは倫理的に大丈夫なのだろうかと多少心配になりました。
でも全然大丈夫だった。
そこには愛と笑いしかなかった。
自分でも信じられないことに最終回を迎える頃には、スーパーで人間カートとして働いているパヤ族に対してなんの違和感も感じなくなります。
このドラマなんと驚くことに、何度か泣きそうになるシーンがあります。個人的にはパヤ族関係でうるっときてしまい、そんな自分に驚きました。
原作は同名のウェブトゥーン。
この作品を、パヤ族を、映像化しよう「そうだドラマにしよう☆」と初めに思った提案者、変人としか思えない。
基本コメディなのでずっと笑っている感じなのですが、そのなかでも働くことの意味を(少しだけ)考えさせられ、ふんわりじんわり心が温かくなるドラマ。
悪役を演じたパク・ホサンさんにも愛しか感じない。
韓国ドラマで悪役にこれほど愛を感じたことがあったでしょうか…
楽しい気分になりたい時におすすめのドラマです!!!