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韓国映画「ザ・コール」感想 チョン・ジョンソがやばい

パク・シネ、チョン・ジョンソW主演映画「ザ・コール」

ポスタービジュアルからホラーだと思って倦厭していたけど、パク・シネ目的で勇気をだして見てみました。

これホラーじゃなくてサイコスリラーです。

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出典:콜

作品情報

原題 콜(コール)
2020年、112分

マシュー・パークヒル監督「恐怖ノ黒電話 」(2011)を原案に脚本されたストーリー。2020年3月劇場公開予定だったが、新型コロナウイルスの影響で劇場公開を断念し、同11月27日よりNetflixで配信がスタートしています。

演出

イ・チュンヒョン
2015年の短編映画『Bargain』(原題)で各国の映画祭で受賞。

監督がどんな方なのか調べてみると、過去作品の情報よりも俳優顔負けのイケメン監督という情報ばかり出てくる出てくる。

「ザ・コール」イ・チュンヒョン監督、アイドル級のビジュアルで話題に“演技に挑戦する計画は全くない” - Kstyle

確かに男前だけど、監督という職業的にこの注目のされ方は今後作品の評価に影響が出ないといいなあと老婆心ながら考えてしまいます。確かに男前だけど。
「ザ・コール」が本当におもしろかったら、純粋に実力を評価されてほしいなと思うなど。

脚本

カン・ソンチュ/ イ・チュンヒョン

キャスト

パク・シネ
『美男<イケメン>ですね』『相続者たち』『ドクターズ-恋する気持ち-』『ピノキオ』『アルハンブラ宮殿の思い出』『シーシュポス: the myth

チョン・ジョンソ
『バーニング劇場版』

キム・ソンリョン
『美男<イケメン>ですね』『相続者たち』『華麗なる2人』『キミはロボット』

イエル
『王女の男』『トッケビ』『最高の離婚』『花遊記(ファユギ)』

予告動画

この予告動動画すごいネタバレしてます!

すでに観ようと決めている方は予告見ない方が楽しめると思います。

予告動画見たあと鑑賞しても楽しめると思いますので、怖さレベルが知りたい方はどうぞ。

youtu.be


好き度🍙★★★★★

時空改変ものとしてもおもしろく、虐待されて育った女の子の話としてみることもできるし、純粋にスリラー映画として楽しむこともできる、人におすすめしたい映画です!



あらすじと感想をネタバレなしで

別の時代を生きる28歳のふたりの女性が、1つの電話で繋がったことで運命が変わっていくという「シグナル」のようなストーリー。過去を変えると未来が変わることで起こるスリラー映画です。

どこからなのがネタバレなのかというのが悩んだのですが、ポスターのキャッチコピーに

「연쇄 살인마로 부터 걸려온 전화... 그녀가 나의 과거를 노린다 」
(連続殺人犯からかかってきた電話…彼女が私の過去を狙っている)

とあるので、それはネタバレではないという基準であらすじを紹介していきます。


物語は、ソヨン(パク・シネ)が母の入院中のため無人となった実家を久々に訪れるところから始まります。

幼い頃、母が起こした火事のせいで大好きだった父を亡くしたソヨンは、母をいまだに許せず、病院でひさしぶりに顔を合わせても言い争いに。

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出典:콜

実家に来る途中で携帯電話を失くしたソヨンが自宅の奥に眠っていた古い電話機を引っ張り出すと、母親に虐待されているという若い女性からの電話がかかってきます。

彼女は20年前の同じ家に住んでいるヨンスクという女性であることがわかり、時を越えて会話を重ねていくうちにふたりは親しくなっていきます。

絶対親しくなったらあかん雰囲気がんがんでてるのに、仲良くなっちゃうからめちゃめちゃハラハラするやつです。

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出典:콜

ヨンスクを演じているのはチョン・ジョンソ。
ユ・アイン主演の「バーニング劇場版」(2019)で映画デビューと同時にカンヌのレッドカーペットを踏んだ期待の新人女優さん。

「第二のキム・テリ」と呼ばれているらしい。(この第二のって冠、別人なんだからどちらに対しても失礼な気がするのだが)

このチョン・ジョンソがやばい。

サイコな役は目を引きやすいということを差し引いても、演技がやばい。

ちょっとおかしな女性という序盤の演技から徐々に狂気を帯びていく様子が怖すぎる。死んだ魚の目をしているのに生への執着がすごい。ヤンニョムチキン食べるたびに彼女を思い出してしまいそう。

パク・シネに引けを取らないすごい存在感でチョン・ジョンソの演技見るだけでも価値があります!




ヨンスクを監禁し、除霊と称して虐待する霊媒師の母親を、トッケビの赤い服の産神様イエルが演じています。こっちも怖い。

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出典:콜

ソヨンの母親役にはキム・ソンリョン。
「相続者たち」ではイ・ミンホの母親だったキム・ソンリョンと恋人だったパク・シネ。敵(?)同士だった二人が母娘役で共演です。

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出典:콜

実家の近所のいちご農園のおじさんに「椿の花咲く頃」「サイコだけど大丈夫」のオ・ジョンセ。

オ・ジョンセがでてきた時点でただの近所のおじさんで終わらなそうな香りがぷんぷんしますね。そのほかにも、ネタバレになるので詳細は控えますが、「刑務所のルールブック」「マイディアミスター」のあの俳優さんも出演しています。

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出典:콜

ソヨンとヨンスクは20年という時間を隔てて同じ家にいますが、それぞれの時間軸の進み方は同じで、未来にいるソヨンの時間が1日すぎたら過去にいるヨンスクの時間も1日たっているという設定です。
この設定がけっこう大事な気がします。
ここ抑えてないと時間軸がわけがわからなくなります。

時空を越えた2人が電話を介してやり取りをするというストーリーはシグナルのトランシーバーが電話に変わっただけだし、過去を変えれば未来は変わるというのはバックトゥザフューチャーの時代から使われてきたネタですが、まったく飽きずに、むしろあっという間に終わってしまいました。

スリラーな展開が怖おもしろいのはもちろん、後悔や妬みなど内面的な部分も描かれていて、脚本も演出も演者さんたちの演技もすばらしく私の好き度では★5つの映画です。

ご覧になる時は、エンドロールが始まってからも必ず最後までみてください!

必ず最後までみてくださいね!
(大切なことは2回言う)




あの結末はどういうこと?【考察してみた】

【注意】ここからネタバレあります!





あ~終わった~(ホッ)
助かった~(ホッ)

と思ってからの最後のアレ、なんですか?

大好きです!
ああゆう後味の悪い終わり方!


切り取られた場面がフラッシュカードのようにバババッと映し出されて終わるので、ちょっと理解が追いつかなかったのですが、戻って見直して理解したことをここにまとめてみましたので、よろしければお付き合いください。

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出典:콜

エンドロールがはじまって、画面が暗転し響くコール音。

「ヨンスク?下手すればあなたは死ぬことになる。電話を絶対に手放さないで。変えられなくなるから。」と電話で話す女性の姿。

未来のヨンスクが「ヨンスク?」と呼び掛けているので、過去のヨンスクと話しているんですね。

電話中に警察とソヨン母が訪ねてきていることから、未来ヨンスクと過去ヨンスクが電話で話したのは、未来ではソヨンがソヨン母を助けようと過去に電話をする前ということがわかります。


その後、血まみれで目を覚ます過去ヨンスク未来のソヨン母消える監禁されている未来ソヨンと画面が切り替わるのですが。


これを時間軸で整理すると

未来①ソヨンが過去のソヨン母に電話
過去①未来ソヨンの言葉で母奮起。ソヨン母とヨンスク2階から落下
    ↓
未来が変わる
    ↓
未来②ソヨンが母の安否を確認しに走る→無事を確認
過去②未来と過去の時間の流れは一定なので、ソヨンが走っている間に目を覚ましたヨンスクが母を殺害
    ↓
未来が変わる
    ↓
未来③過去で殺された母は消え、未来のソヨンは監禁されている

ということになるのではないでしょうか?

未来と過去の時間の流れが一定という設定がポイントな気がします。

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出典:콜

ここまではわたしも理解できたのですが、ここで疑問がでてきます。

疑問①未来ヨンスクと過去ヨンスクが電話をしたのは、ソヨンとソヨン母によって未来が変えられる前だったのに、なぜヨンスクは「電話を手放すな。変えられなくなるから」と言ったのか。

疑問②過去でヨンスクに捕まった幼いソヨンはなぜ殺されずにいたのか。


特に疑問①が理解できずにもう一度再生してみると(何回見るのよこの怖いヤツを)「変えられなくなるから」と字幕のついている部分の台詞が

「그래야 다시 바꿀 수 있어」と言っているのに気づきました。

これを直訳すると「そうすればまた変えることができる」という意味なのですが、そう考えるとヨンスクの台詞の意味合いは「電話を手放すな。そうすれば、ソヨンとソヨン母が未来を変えられなくなるから」ではなく、「電話を手放すな。そうすれば私たちがまた未来を変えられるから」という意味に受け取れます。

また、未来を教えてくれるソヨンの存在が必要だったから幼いソヨンを生かしておいたけど、ヨンスクが刑務所に入っていない未来ではソヨンはもう必要ない「これからは私たちが変えられるから」というニュアンスにも聞き取れて、ヨンスクに捕まった幼いソヨンはなぜ殺されずにいたのか、についても理解できた気がしました。


もちろんこれが正解ということではなく、あくまでも私個人の考えです。

一緒に映画を見て「あれはどういうことだと思う?」と話すのが楽しそう!
デートで観たら吊り橋効果でいい感じになると思います。
保証はできませんが。






最後の最後のシーン、被せられた布を取った時にソヨンが着ている服が、かつてヨンスクが母に監禁され除霊と称して痛めつけられていた時に着させられていた白い麻の服だったのが、虐待されて育ったヨンスクの怨念みたいで、怖いけど悲しかった…。

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出典:콜

植物の蔓みたいなの食べてるところ、怖かったけどかわいそうで心が痛くて、ヤンニョムチキン食べてるヨンスク怖いけど良かったねって少し思う。そんな矛盾する感情がわいてくる映画でした。


ヨンスクが結局霊媒師の母の予言どおり連続殺人犯になったのは皮肉といえば皮肉なんだけど、母の存在がなければヨンスクがサイコ女になることもなかったのではないかと思うと、スリラー映画ながらも心に残るものがあります。

本当に良い映画だと思います。


最後は、恐怖のお口直しに、パク・シネとチョン・ジョンソがじゃれてるお写真をどうぞ。

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出典:콜

あんな怖い映画を撮ってる裏でこのハグ。

これ見るとなんかほっとするわ。


画像はすべて영화 콜 포토 : 네이버 통합검색より引用しています。



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