景福宮に行きたい

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삼각김밥은 경복궁에 가고싶다

韓国ドラマ「だから俺はアンチと結婚した」感想

最悪の出会いから始まる公開同居生活?!

世界的大スターと人生どん底女子が繰り広げるロマンティックラブコメディー


出典:NAVER

作品情報

原題 그래서 나는 안티팬과 결혼했다(だから僕はアンチファンと結婚した)
2021.4.30~ 6.19
NAVER TV

脚本・演出

演出:カン・チョル『1%の奇跡』『じれったいロマンス』

キャスト

チェ・テジュン / フジュン役
『オクニョ』『ミッシングナイン』『あやしいパートナー』『恋のトリセツ』

スヨン / イ・グニョン役
『元カレは天才詐欺師 〜38師機動隊〜』『それでも僕らは走り続ける』『あなたが願いを言えば

チャンソン / ジェジュン(JJ)役
『七日の王妃』『キム秘書はいったいなぜ

あらすじ

世界的K-POPスターのフジュンと彼の公式アンチ第1号であるイ・グニョンの同居生活が始まる!? 「恋のトリセツ」のチェ・テジュンと少女時代のメンバーであるスヨンのW主演のロマンティックラブコメディ。デビュー後、世界的な大スターとなったフジュンは事務所の会長からウソのプロフィールを与えられ、複雑な心境ながらも順調に活動を続けていた。一方、イ・グニョンは出版社で働く入社3年目の女性記者。この2人がプロデューサージェイジェイのクラブのパーティーで初めて出会うがある事件のせいで最悪の出会いを遂げてしまう。そしてフジュンのアンチとなったグニョンであったがフジュンの元に「大スターとアンチが24時間同棲する」という企画が舞い込んできて…。
AmazonPrimeより引用

youtu.be





感想

チェ・テジュン×スヨン 主演
韓国ドラマ伝統の王道ラブコメです。

あまりに定番のラブコメなので特に感想がないというのが正直な感想なのですが、だからといって決してつまならなかったわけではなく、気楽に楽しく見られるドラマでした。

2021年の作品とは思えないくらいの王道っぷり…
正直この手のラブコメは飽きたな…という気持ちは多少ありますが、逆に永遠になくならないでほしい気持ちもある…

軽い作品が見たい時におすすめのラブコメです。

好き度🍙★★★☆☆

※ふんわりしたネタバレのある感想です。終盤、結末に触れている箇所があります。


出典:NAVER

いがみ合っていたふたりが次第に惹かれていくというのはラブコメの定番ですが、今作は世界のトップスターとアンチファンの恋。

雑誌記者のイ・グニョンは取材で訪れたパーティで世界的なK-POPスターフジュンとトラブルになり、その結果会社をクビになってしまいます。それを根に持ってフジュンのアンチファンになるのですが。

個人的にはトラブルの原因は8:2でスヨンが悪いのでは?と思ってしまいました。


出典:NAVER

誤解からカメラを壊されて腹が立つのは理解できるけど、スニーカーにゲロした時点で怒る資格なくしてますよね?という。初対面の人の足元にゲロっておいてキレてる場合ではないわけです。

そのあげくにフジュンにハイヒールを投げつけて写真を撮られる…(もちろん拡散される)もう会社をクビになっても当然では?という暴れっぷり。

会社をクビになったグニョンは、解雇された不満と上司に対するイラダチをまとめてフジュンへぶつけます。ネットへ暴露文をアップするなどディスリ活動の開始、アンチファンの完成です。



出典:NAVER

リアリティ番組「だから俺はアンチと結婚した」での共演を通して互いを知っていくふたりでしたが、正直ふたりのラブラインはかなり薄味だなと思いました。

俺様にみえたフジュンの優しさを知るグニョン、強気に見えたグニョンがバッシングに耐える姿に心を痛めるフジュン。

たしかに距離は近づいているふたりなのですが、友達っぽい雰囲気というか、お互い異性として惹かれていくのが感じられなかったです…

「恋」というよりも、一緒にいて芽生える「情」に近い感じがして。

フジュンが「この気持ちを確かめる!」とか応答せよ1997みたいなことを言ってキッスした時には「そうなの?いつのまにそんな気持ちに?」と驚いてしまいました。

さらにはグニョンまで「そんな顔で見つめられたら好きになってしまう」などと、いつのまに??ということを言い出したのでさらに驚きました。

大嫌い→嫌いじゃない→好きという登り坂の、いま「嫌いじゃない」にいると思ってたのに、ドラマのなかでは三段飛ばしで「好き」までいっており、かなりの置いてけぼり感。

特にグニョンのほうは「好きになられたから好きになる」的な受け身の感情にしか見えず…主人公たちのラブラインにはぜんぜん気持ちがはいらなかったです…


といっても、けっしてつまらなかったわけではありません(n回目)


社会的地位のある相手との格差恋愛(たとえば財閥御曹司と庶民、芸能人と一般人)などを描く時の王道ですが、社会的に力のあるほう、今作でいえば芸能人であるフジュンのほうがグニョンを好きだ好きだと追いかけまわすのが、見ていて大変気持ちいいです。

フジュン、ツンからのデレ。

フジュンを演じたチェ・テジュンさんは、私が個人的に「王子様だと思う韓国俳優TOP3」うちのひとりです。

ちなみにほかの2名が誰かというと
キム・ヨンデさんとチャ・ウヌさん。




写真左:キムヨンデ(ELLE KOREAより)
写真右:チャ・ウヌ(1st Lookより)

そしてチェ・テジュン。
3人ともお顔がキラッキラしてるの。王子様なの。
テジュンさんは白馬に乗ってあらわれる美形3兄弟の長男といったところ。

K-POPの世界的スター役として申し分のないキラキラなテジュンさん。
世界的スターのわりにトークイベントの規模が小さすぎるな?とツッコミ箇所はありつつ

少女時代のスヨン、2PMのチャンソンというトップのK-POPアイドルたちの前でアイドル役で歌って踊って…さぞプレッシャーでドキドキしたでしょうね…という不要な心配をしてしまいました。

テジュンさんの出演作は「オクニョ」「あやしいパートナー」しか見たことがないうえにあまり印象に残ってなくて(ごめんなさい)大好きなパク・シネちゃんの旦那さまとしての印象が強かったのですが、今作でやっと俳優さんとしてのイメージが強くなりました。

特に印象に残ったのが

テジュンさん、手が大きい。



出典:iQIY

手が大きくて、すごく良い。



出典:iQIY


顔がすっぽりとおさまってしまうような大きな手。

ほんとうに下世話ながら、スヨンをパク・シネちゃんに置き換えてイメージしてしまった罪をここで告白いたします。


一方、グニョン役のスヨンも、賢い医師生活などで有名なチョン・ギョンホと公開恋愛10年目。芸能人の恋愛がテーマのドラマなので、いやでも想像しちゃうわけですよ、スヨンとギョンホを(全然いやではないが)


出典:NAVER

今回、スヨンが少しぽっちゃりしてる気がしたのですが、一般人の役づくりなのかな。ぽっちゃりしててもかわいいです。

ヒロインであるグニョンの性格に一貫性とメリハリがなくて、最後まで中途半端なキャラだった気がしますが、スヨンはかわいかったです。



薄味だったラブラインと相反して濃厚すぎたのが、リアルアンチファンであるジェジュン(演:チャンソン)の執拗な追いまわしと、それに応えるテジュンのねじまがったブロマンス。

ジェジュンのねじまがった愛情、強すぎる愛は完全にアンチファンのそれで「好きの反対はきらいじゃなくて、無関心なんだよ」という典型的な深堀り系アンチファンでした。

頻繁に「話がある」と呼び出しては執拗にからんでくるジェジュン。毎度律儀に呼び出しに応えるフジュン(素直か)


出典:NAVER

・彼女が取られそうで不安
・先にデビューした妬み
・先に成功した妬み
・独立の誘いに乗らなかった恨み

など、理由はたくさんありますが、いちばんの理由はこれ

大好きだからかまいたい

フジュンが日本へ行けば日本まで追いかけ、フジュンに新しい女の影あれば接触し、指輪の秘密を本人よりも大きい熱量で探るフジュン大好きアンチファン。

しまいには「オレの知らないフジュンがいたということだ…」とフジュンのビッグファンであることをほぼ認める発言まで。

こうなってくるとフジュンの元カノでジェジュンの今カノの立場がももはや当て馬でしかなくて切ない…


出典:NAVER

元カノさんがジェジュンと付き合い始めた経緯などがあまり描かれてないので、なぜこんなヤバい男と付き合い続けてるのかもよくわかんないし、ただただメンタルの弱い女の子っていうイメージの元カノさん。

私がいなくなればいいんでしょ!と車道に飛び出し、助けにでたジェジュンも大けがするという。

そこからの
・事故で失語症になったジェジュンは突然改心して善良になり
・フジュンとの関係も突然良好に
・フジュン関係が悪化していた元事務所の借金をなぜか返してあげる
・音信不通だったお母さんと突然連絡とれる

などなど。

このあたりの最終回の店じまいの仕方が超特急。

個人的には、フジュンがグニョンに「待っていてくれ」を連発するのがいちばん意味がわからなかったです。ナニヲ 待ツノ…?

元カノが入院した時、ジェジュンともめた時(終始もめてる)、嘘の経歴がバレて仕事がうまくいかなくなった時、フジュンがキリッとしたお顔で「待っていてくれ キリッ」とキメてくるのが、いったい何を待てというのか意味がわからなかったです。そこはお互い支え合えばよくね?という。
またそれを受け入れて”待ってる”グニョンも受け身すぎて、何がどうなるのを待ってるのか教えてくれんか?となりました。

「待っていてくれ」と言い残して去って行ったフジュン、人の結婚式でサプライズ登場。主役の新郎新婦よりも注目を集めるという結婚式のタブーを犯して再登場します。
そしてフジュン芸能界に返り咲き、ジェジュンは言葉を発してグニョンはライターとして大忙しと、すべてが好転していくのでした。

とどめは、もし自分の彼氏がやったら一生縁を切るレベルの羞恥プレイこと公衆の面前でサプライズプロポーズ。死んだ。恥ずかしすぎて死んだ。わたしプロポーズされてないけど見てるだけで死んだ。

こういうのが好きな方にはまさに王子様のプロポーズといった感じで好評なのかもしれません。個人の感想です。

終盤にかけてはツッコミしかないような展開の連射でしたが、おもしろかった!ほんとです!

期待していたキム・ミンギュくんは予想よりも少ない登場でした。
監督の過去作「じれったいロマンス」のご縁か、ソンフンがチャンソンの兄役で出演していています。チャンソンとソンフンの兄弟はナイスカメオ!