出典:사자/The Divine Fury
作品情報
原題 사자/The Divine Fury (使者/The Divine Fury)
2019年
129分
公式HP 映画『ディヴァイン・フューリー/使者』公式サイト|絶賛公開中
演出・脚本
キム・ジュファン『ミッドナイト・ランナー』
キャスト
パク・ソジュン
『魔女の恋愛』『キルミーヒールミー』『花郎』『サムマイウェイ』『彼女はキレイだった』『キム秘書は一体なぜ?』『梨泰院クラス』『ミッドナイトランナー』
アン・ソンギ
『シルミド』『ラジオスター』『光州5・18』
ウ・ドファン
『ウチに住む男』『マッド・ドッグ』『偉大な誘惑者』『私の国』『ザ・キング:永遠の君主』
予告映像
総合格闘技の若き世界チャンピオン・ヨンフ。彼は幼少期に事故により父を亡くし、神への信仰を失ったまま成長した。ある日、ヨンフは右手に見覚えのない傷ができていることに気がつく。彼は傷について調べるうち、何かに導かれるかのようにバチカンから派遣されたエクソシストのアン神父に出会い、自身に正義の力が隠されていることを知る。一方、街にはびこる悪が密かに彼らの前に迫っていた…。
引用:映画『ディヴァイン・フューリー/使者』公式サイト|絶賛公開中
感想(ネタバレなし)
好き度🍙★★☆☆☆
「ミッドナイト・ランナー」のキム・ジュファン監督が再びパク・ソジュンと組んだ「ディヴァイン・フューリー/使者」
大好きなパク・ソジュンとウ・ドファンの共演とあって、本当なら劇場まで見に行きたかった作品です。
自宅鑑賞後の感想
「劇場まで行かなくて良かった~!!!」
ビジュアル100点
内容15点
これだけの素材集めてこの仕上がりはまことに残念。
辛口レビューです。
出典:사자/The Divine Fury
たぶんこの映画をおもしろいと思う人は一定数いると思う。
宗教色強めの悪魔祓いの世界観やセット、俳優さんたちも含めてビジュアルは100点満点中100点。
ただ決定的にストーリーが弱すぎた。
「神を信じない総合格闘家がアン神父と出会い心を通わせるようになり、神父と共に悪と闘う」というストーリーの「心を通わせる」の部分がほんのちょっとだけ、さら~っとしか描かれてないので、神父&格闘家のバディものとしてのおもしろさはほぼなし。
ストーリー全体に波がなく意外性もなく。
神父さんたちが悪と闘っているあいだ、わたしは睡魔と闘ってました。
エクソシスト映画なんだから、怖ければストーリーはそこそこでもいいんじゃない?とも思いますが。
これがまったく怖くないんだわ。
グロくて気持ち悪いシーンはいくつかあったけど、ハラハラしたりドキドキしたり、恐怖を感じるほどのシーンがまったくない。
攻撃もワンパターンで、これだったら呪文唱える時間短くして、ストーリーに時間使った方が良かったのに。
出典:사자/The Divine Fury
悪霊の親玉「闇の司教」も結局なにをどうしたいのかよくわからないので「悪霊を操ってるんだな~」「悪いことしようしようとしてるんだな~」「こいつ悪い奴なんだ~」みたいな小学生のレベルの理解しかできないまま最終決戦に突入するという、雑な展開。
最終決戦で脱皮?して仮面ライダーのラスボス的容姿になっちゃた時は、一周まわって逆に笑いがこみあげてきました(笑)
出典:사자/The Divine Fury
「闇の司教」を演じたウ・ドファンが美しく冷たい闇の支配者にぴったりすぎて、その絶妙な配役には拍手です!!
ウ・ドファンの鼻にかかったような独特の声がセクシーな白蛇っぽくて非常に良かった。
パク・ソジュン目当てに観たのに「誰だこの白蛇男は!」ってウ・ドファンにはまった人絶対いたはず。(「あさが来た」の柄本佑か?)
「ザ・キング:永遠の君主」放送後の2020年7月6日に入隊したウ・ドファン、除隊は2022年1月5日の予定です。
出典:사자/The Divine Fury
一方、総合格闘家役のパク・ソジュン。
同じ格闘家でも「サムマイウェイ」の時とはまったくちがう雰囲気の役どころ。
気難しそうでいつも眉間にしわをよせていて
(そんなパク・ソジュンもかっこいいのだけど)
アン神父に心をよせていく感情の変化が見えにくいし、人間的な魅力もわかりにくい。
(そんなパク・ソジュンもかっこいいのだけど)
唯一(?)人間らしい表情をするのが子供に囲まれたところと、予告1分3秒のところで見られるコミカルな視線のやり取りくらい?
(ああパク・ソジュンかっこいい)
総括すると「パク・ソジュンがかっこいい」という映画です。
出典:사자/The Divine Fury
アン神父役のアン・ソンギ先生も映画に気品と厳格な雰囲気を与えていて素敵でした。
映画にしか出ないアン・ソンギが出演してるだけで、なんか知らんけど「いい映画」な気がするっていうトリック。
厳格でストイックだけど心温かいアン神父がアン・ソンギ先生の雰囲気にぴったりで、東洋人なのにこんなに十字架と祭服とラテン語が似合う人ほかにいる???
キャスティングはすごく良いのに。
キャスティングはすごく良いのにぃぃ~~~!!!
主要キャスト以外では、パク・ソジュンの親友チェ・ウシクがカメオで出演しています。チェ・ウシクの「パラサイト」ではパク・ソジュンがカメオ出演しており、今回はその逆。
こういうの、ファンにはうれしいですね!
かくいう私もソジュンとウシクの絡みシーンはにやけ顔全開で視聴したことを認めます。
出典:사자/The Divine Fury
カメオ出演の割にかなり出演シーン多かったけど、これカメオなのか?普通の共演なのか?ウシクで続編あるような雰囲気でしたが、続編あるんでしょうか。
その他にも、ヨンフ子供時代の神父役で「愛の温度」のスースェフことシム・ヒソプが出演していて、一瞬でしたがこれは嬉しかった!
出前の配達員に「サイコだけど大丈夫」のパク・ジンジュがカメオ出演。
悪霊に取り憑かれた子ども役で、「トッケビ」でドクファの子ども時代「とにかくアツく掃除しろ!」でユン・ギュンサンの子ども時代を演じたチョン・ジフンくんが出演しています。
「こんな役を演じてこの子トラウマにならないかな」とおばちゃん心配になっちゃったよ。
出典:사자/The Divine Fury
ストーリーも薄味、エクソシスト映画としても薄味。
パク・ソジュンのファンだったらそこそこ楽しめる映画だと思いますが、出演者のファンじゃなければ見るとこない映画でした。
このGWに5本の映画を見て、その中でも一番楽しみにしていた「ディヴァイン・フューリー/使者」。
期待感が強すぎたのか、5本中いちばん低い評価です。
(「最も普通の恋愛」「ディヴァイン・フューリー/使者」「色男 ホ・セク」「EXIT」「スウィング・キッズ」の5作品)
期待しすぎはよくないですね。。。
怖いのが苦手で視聴を我慢しているパク・ソジュンファンには「大丈夫だよー!こわくないよー!ソジュンかっこいいよー!」とお伝えしたいです!
出典:사자/The Divine Fury