韓国ドラマ「スタートアップ:夢の扉」見ました!
起業を夢見る若者たちの夢と仕事と恋の物語。
おもしろいです!
80分×16話のたっぷりボリュームなのに1週間もしないで視聴終わりました!
寝不足!!!
出典:tvN
スタートアップ : 夢の扉
作品情報
原題 스타트업(スタートアップ)
tvN
2020.10.17~2020.12.06
制作 STUDIO DRAGON社
演出
オ・チョンファン
『あなたが眠っている間に』『ホテルデルーナ』
脚本
パク・ヘリョン
『君の声が聞こえる』『ピノキオ』『あなたが眠っている間に』
キャスト
ペ・スジ / ソ・ダルミ役
『ドリームハイ』『建築概論』『あなたが眠っている間に』『バガボンド』
ナム・ジュヒョク / ナム・ドサン役
『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ』『ハベクの新婦』『まぶしくて-私たちの輝く時間-』
キム・ソノ / ハン・ジピョン役
『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』『最強配達人~夢見るカップル~』『100日の朗君様』
カン・ハンナ / ウォン・インジェ役
『麗~花萌ゆる8人の皇子たち~』『ただ愛する仲』『知ってるワイフ』
あらすじ
本作は、競争の激しい韓国のハイテク業界で、夢をかなえるべく若き起業家たちが奮闘するさまを描く。主人公のソ・ダルミは、幼いころに両親が離婚。唯一の友だちであり姉のインジェと離れ離れとなり、ナム・ドサンという男の子との文通が心の寄りどころとなっていた。しかし、ドサンの正体は、彼女を心配した祖母とある少年ジピョンが作り上げた架空の少年だった。この文通が、大人になったダルミと周囲に大きな影響を与えていく。
出典:韓国ドラマ「スタートアップ:夢の扉」キャスト&あらすじ【まとめ】|シネマトゥデイ
好き度🍙★★★★☆
起業を夢見る若者たちの夢と仕事と恋の物語。
笑いあり、涙あり、ドキドキハラハラありのサクセスストーリー。
想像してたよりも恋愛パート多めだったけど、起業パートと恋愛パートが絶妙に絡み合いながら進むのでどちらが好みの人も楽しめると思います!
感想
がんばる若者たちにの姿に明日への活力がわいてくるようなドラマです。
※以下、ネタバレまたは内容の推測できる文章が含まれています。
引きの強いストーリー展開
物語は起業家をめざすソ・ダルミ(ペ・スジ)がナム・ドサン(ナム・ジュヒョク)と出会うことから始まります。ある事情からドサンのことをかつて文通をしていた初恋の相手と思い込むダルミはドサンと共に起業することになり、ダルミに一目惚れしたドサンは、その勘違いに見合う人間になるべく、ダルミと共に走り始めるというストーリー。
ドサンは開発者としては優秀だけどビジネスモデルがなく、会社はまったく儲かっていない。そこにビジネスのアイデア豊富なダルミがあらわれて、ふたりが組むことになります。
さらに本当の初恋の相手であるジピョンや、チャンスをつかむためのいくつものステージが絡まって、ドキドキハラハラの展開がはじまります!
出典:tvN
スピード感のある展開でぐいぐい視聴が進む前半。
冴えないドサンを初恋の相手にふさわしい男に見せるためのドタバタが完全に笑えます!
ダルミの突然の来訪に慌てて取り繕ったり、イケてる成功者ジピョンVSイケてない理系男ドサンの会話劇がおもしろい!
ドサンやサムサンテックのイケてなさがかわいくて。
(ドサン、ヨンサン、チョルサンの三山でサムサンテック!ネーミングセンス!)
スティーブジョブズコスプレでシャウトするナムジュヒョクとかお宝映像ですよねコレ(´ω`)
出典:tvN
オレたちの服、光の三光源RGB(R=RED,G=GREEN,B=BLUE)だって喜ぶ芋トリオ。
かわいい。
お腹いっぱい焼き肉食べさせてあげたい。
スタートアップを目指す若者たちを支援するサンドボックスに入所を目指し、彼らの挑戦がはじまるのですが、成功できるかのハラハラ感や仲間を得ていく過程はこれぞ韓国ドラマといった展開です!
出典:tvN
ダルミに夢中なドサンのかわりに嫌なことを言ってくれるユ・スビン。
愛の不時着で冬ソナに夢中だった彼はスタートアップでも癒し系でした。
ソ・ダルミ / 演:ペ・スジ
出典:스타트업 | 인물 소개
MissAのスジは好きなんだけど、正直女優スジはイマイチ良さが…役選びが下手なのかな?とこれまで残念だったのですが。
きましたよ!
スジにぴったりの役が!
正直「なにを演じていてもスジ」感は否めないけど、役のイメージにはあってました。意志が強く判断力や決断力のある女性。
ただ、サンドボックスに入れるくらい優秀って描写が序盤にそれほどないので、テストでダルミがCEOに選ばれてはじめて「あ優秀なのか」と気づくっていう。
カフェで史上最高の売り上げをあげたエピソードは、サンドボックスに入れるレベルに優秀っていうには弱すぎた。
その後も、いくら勉強したとしても経験のない人がシステム系の会社のCEOできるのかい?という根本的な疑問があり、ちょっと感情移入できないポイントが多すぎた。
ドサンとの恋愛もはっきりせず(はっきりしちゃったら話終わっちゃうからしょうがないんだけど)いまいちスッキリしないキャラクターでした。
まあ、スジがかわいいから大丈夫。
ナム・ドサン / 演:ナム・ジュヒョク
出典:스타트업 | 인물 소개
あー
ここ、ちょっと長くなってもいいですか?
ドサンが…ってかナム・ジュヒョクが良かった!!!
イケてないジュヒョクが愛おしすぎた。
高身長でイケメン、おまけに天才エンジニアなのに、壊滅的なダサさと空気の読めなさで恋愛経験なし。自分のかっこよさに1ミクロも気づいていないどころか、ダルミの本当の初恋の相手であるジピョンへの劣等感まるだし。
自己肯定感低めのキャラに並々ならぬ感情移入することで有名な私が肩入れしないはずがないです。
出典:tvN
ナム・ジュヒョクはオレ様系オラオライケメン神様より、ドサンみたいに素朴で無防備な役が合うわ~
ナム・ジュヒョクがボッソロ(母胎ソロ:恋愛経験のないこと)とか無理あるかな?と思いきや、サムサンテックでの絡みで絶妙な理系オタク感だしてきたり、「オンマ以外の女の人から初めてメールもらった」と喜ぶ姿が気持ち悪くて愛おしさしかないし、「ダルミが毎日かわいい。毎分毎秒かわいい。」とオンマにのろける姿もにやにやしてしまう。
泣き虫ですぐにも泣くところもかわいい。
特に、いつ嘘がばれるかと夢の中でダルミに謝るところの泣き顔、おきれいなお顔がくしゃっとなって、たれさがった瞳から大粒の涙がボロボロこぼれるの、どんだけ純粋なのよ、ドサン。
それが現実になってしまった時の演技もドサンの素直で純粋な気持ちが伝わってきて、なんでダルミにはそれがわからんのかねえ心が氷なのかい?と終始ドサンの(というかナム・ジュヒョクの)味方で見てました。
出典:tvN
ただ、ドサン、純粋なのはいいんだけど。
「ダルミの夢を追うのが自分の夢」ってのはどんなもんでしょうね。
「ダルミの夢を実現させること」=「開発者としてCEOのアイデアを現実にする」ってことで、ふたつは同じ意味だと思うんだけど、あえて「ダルミ」に主体をおいてるのが恋愛のことしか頭にない男みたいでイマイチだなって思いました。「誤解を現実にするために」の初めの頃ならまだしも最後までその姿勢貫かなくても良かったのに。
思い出のサインボールの言葉を最後ああいうふうにもっていった演出はおしゃれでよかったけど、最後まで「ダルミの夢を叶えるのが俺の夢」ってのが頭弱い男に見えて、ドサン外見は成長したのに中身そのまんまかいっ!ってつっこまずにはいられなかった。
開発者として、ダルミ抜きでドサン自身がなしとげたいことがもっと別の言い方表現されてたらもっと愛されるキャラになったのに…もったいなかったです。ナム・ジュヒョクが。
ハン・ジピョン / 演:キム・ソノ
出典:스타트업 | 인물 소개
今回キム・ソノは劇的にファンを増やしたことでしょう。
SNSでも「私ならジピョンを選ぶけど」的コメントがかなり多く見られました。
私はだんぜん泣き虫ドサン推しですが!!!
確かに主演ふたりがふわふわしてるのに対して、ジピョンがいちばん地に足ついてたわ。ジピョンは投資に関しては的確な発言するのに、なぜ恋愛方面では的確な行動できないのかな?チャンスの3年間なにやってたんでしょうか…
仕事ではバリバリ働くできる男なのに、ハルモニの前では大人になった今でもわざとつっけんどんな態度とっちゃうウブ野郎。ハルモニの前では子供のころにもどっちゃう。ジピョンとハルモニの関係すごく心が温まりました…(うまくいかない時だけ会いにおいでって言ったわりにはハルモニめちゃジピョンに頼るけどな)
ウォン・インジェ / 演:カン・ハンナ
出典:스타트업 | 인물 소개
カン・ハンナまた意地悪な役~
と思ったけど、インジェは意地悪なんじゃなくて合理的なんですね。
言葉がきつくて本当のことを言いすぎるけど、なんやかんや妹のめんどうみたり、実は優しいところもある。
もしかしてジピョンとくっつく?きついこと言う性格も似てるし?となどと想像したけど、ならなかったですね。一昔前のドラマなら匂わせて終わりそうな展開だった。インジェだったら凄腕のCEOと気が合って恋愛結婚、会社を合併させて一流企業の仲間入りとかありそう。
子役が豪華すぎ
スタートアップ、子役が豪華でしたね~!
出典:tvN
ドサンの子供時代を演じたのはピルグ…ではなくキム・ガンフンくん。
「椿の花咲く頃」視聴済みのNetflix民は、ピルグや~ 野球やめて数学はじめたの?と思ったにちがいない(私だけか?)
回想シーンだけなので出演シーンは少ないものの、自信なさげなドサンを見事に演じていました。
ジピョン(キム・ソノ)の子役にはナム・ダルムくん。
出典:tvN
1話の最初からめちゃ泣かせてくる。
警戒心まるだしの震える子犬ジピョンがハルモニの優しさに触れて心を溶かしていく様子が短い時間でよく描かれていて、さすがの演技力です。
ジピョンが発つターミナルのシーンは涙なしでは見られなかった…。
私の分析では、今回ジピョン派がたくさんいたのはダルムくんの演技力も一因だったんじゃないかと。
「ピノキオ」「あなたが眠っている間に」ではイ・ジョンソク、「ただ愛する仲」ではジュノ、「王は愛する」ではイム・シワン、「ここに来て抱きしめて」ではチャン・ギヨンの…~書ききれない!数々の主役の子供時代を演じているナム・ダルムくん。
そろそろ子役ではない年齢にさしかかってきて、今後の出演作がますます楽しみ。おばちゃん応援してるから!
成長ビフォーアフター
わたしよく知らないんですけど。
シリコンバレーってそんなに人を変えるもんですか?
出典:tvN
誰ですか、あなた。
なんですか、そのオサレなコートは。
もう私の好きだったドサンじゃない…
ドサンは変わりました…
恋愛面でのコンプレックスだけを残して…(涙)
後半のドサンあんまり好きじゃないです。
いつもポケットに手いれてるし、足組んでるし、おしゃれだし(それは許してあげて)自信をつけたという演出なんだろうけど、もちょっとちがう自信のつけかたできんかった?
成長してなんぼのサクセスストーリーですが、ドサンの魅力(と私がおもっていたところ)が全消しで悲しい。
煮豆くれたって許さないもん。
出典:tvN
サムサンテックのお芋さんたちもポケットに手つっこんでる。
光の三原色RGBのネルシャツ着てたころのあんたたち、好きだったよ。
ドラマ自体も後半にむかってストーリー読めちゃうしスピード感もなく。
シリコンバレーのあたりから「終わりに向かってまとめに入りました~」な感じだったのが残念でした。
前半のおもしろさが最後まで続けば最高だったんだけどなあ。
また最後にケチをつけてしまう私の感想よ…
総合的にはとてもおもしかったです!