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韓国ドラマ「王になった男」感想 サイコパスヨ・ジングと天真爛漫ヨ・ジング

ヨ・ジング主演「王になった男」がAmazonPrimeで配信開始になったのでさっそく見てきました!

王の命を狙う勢力から逃れるために連れてこられたのは、王と同じ顔を持つ道化師だった。

王の影武者となった男の運命は____。

ヨ・ジングのひとり二役が光ってます!

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出典:tvN

作品情報

原題 왕이 된 남자(王になった男)
2019.1.7~2019.3.4
tvN
原作は2012年公開イ・ビョンホン主演同名映画

演出・脚本

演出:キム・ヒウォン 『運命のように君を愛してる』『カネの花~愛を閉ざした男~』
脚本:キム・ソンドク、シン・ハウン

キャスト

ヨ・ジング /王・ハソン 役
『太陽を抱く月』『オレンジマーマレード』『ホテルデルーナ』『怪物』

イ・セヨン / 王妃役
『僕らのイケメン青果店』『花遊記(ファユギ)』『月桂樹洋服店の紳士たち』

キム・サンギョン(都承旨)/ チャン・グァン(チョ内官)/ ユン・ジョンソク(護衛武士) ほか

あらすじ

朝鮮王朝時代、道化師のハソン(ヨ・ジング)は妹と共に芸を披露しながら全国を旅していた。漢陽(ハニャン)を訪れたハソンたち一行は、王のイ・ホン(ヨ・ジング/2役)を揶揄する芸を見せる。その場に居合わせた王の側近イ・ギュ(キム・サンギョン)はハソンの芸をやめさせようとするが、仮面をとったハソンの姿を見て息を呑む。ハソンは王に瓜二つの顔立ちをしていたのだ。イ・ギュはハソンに王の影武者をさせるため、宮廷に連れてくる。宮中に渦巻く陰謀から、一度は宮廷を逃げ出すハソンだが、庶民がふみにじられる現実を知り、次第に本当の王になって世界を変えたいと願うようになる。一方、王妃のソウン(イ・セヨン)は冷酷な王から距離をおいていたが、ある日突然優しくなった王に戸惑いつつも、次第に惹かれていく。

「王になった男(原題)」のあらすじ|韓流No.1 チャンネル-KNTVより引用


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感想(ネタバレなし)

好き度🍙★★★★☆

おもしろかったーーー!!!
王道の韓国時代劇ながら、1話ずつの完成度も高く、毎話映画のようなエンディングが印象的でした!

王と同じ顔を持つ道化師が王の影武者をさせられるところからはじまる物語。

「腐敗権力との闘い」「王妃とのロマンス」を物語の軸に、道化師が混乱と戸惑いを感じつつも王になっていくストーリー。

脚本、演出、演技がバランス良くそろってとても見やすい作品でした。

見どころ①ヨジングの二役が光る

見どころのいちばんは何といってもヨ・ジングのひとり二役!
アヘンに体を蝕まれ心を病んでいる王と、天真爛漫な道化師をさすがの演技力で演じ分けています!!!

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出典:tvN

正直1話目を見た時、サイコパスなヨ・ジングに違和感がありまくり、非常に心配しました。

わたしの中のヨ・ジングのイメージが「誠実」「天真爛漫」「好青年」道化師のヨ・ジングがまさに私の中のヨ・ジングのイメージに合いすぎていて、サイコパスなヨ・ジングに違和感を感じてしまったのです。

しかし見進めていくうちに、むしろサイコパスなヨ・ジングの魅力にハマってしまい、完全に目がイっちゃってるヨ・ジングが登場するのが楽しみでしょうがなかったです(笑)

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出典:tvN

それにしても、ヨ・ジングは本当に時代劇がよく合いますね。
韓服がよく似合うからなのか。
低くて温かい声が時代劇のせりふ回しによく合うからなのか。

見どころ②道化は無事に王になりきれるか

ストーリーの見どころは、道化師ハソンが無事に王の影武者としての役割をまっとうできるかどうかという点。

無理やり影武者にさせられた道化師ハソンが、王の臣下たちと徐々に心を通わせていくのがおもしろく、胸が熱くなるシーンも多々あり。

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出典:tvN

詳細を書くとネタバレになってしますので、やむなく割愛しますが、これだけ言いたい。

チョ内官が癒しでした~!

ハソンを想うチョ内官の気持ちが癒し
ハソンとチョ内官のイチャイチャが癒し

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出典:tvN

骨太なストーリーの中にあるクスっと笑えるところが癒しでした。

チョ内官を演じたチャン・グァンさんはイビョンホンの映画「王になった男」でもチョ内官を演じています。
「トガニ 幼き瞳の告発」の校長役で見せた姿とは正反対なチャン・グァンさんの可愛らしさ!あの気持ち悪い校長と同じ人とは思えない…!すごい役者さんです!!

見どころ③イ・セヨンの不思議な魅力

そして王妃役のイ・セヨンさんがなんとも言えない不思議な魅力で、意志の強い王妃を凛と演じていて素晴らしかったです!

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出典:tvN

イ・セヨンさん、角度や表情によって別人みたいに見えるのが不思議。
八重歯を見せて笑った時の顔が可愛らしかったり、おしとやかに見えたり頑固にも見えて。

初めてお会いした女優さんだと思っていたら実は子役から活躍されている方で、なんと「宮廷女官チャングムの誓い」でチャングムのライバル、ホン・リナ演じるクミョンの子役だったあの子だという!

韓国ドラマは子役のレベルも桁違いなので、さもありなん。
子役出身ふたりの演技、安心感半端ない。

【イ・セヨン】
1992年12月20日生(撮影当時 26歳)
身長: 163 cm

【ヨ・ジング】
1997年8月13日生(撮影当時 21歳)
身長: 177 cm

ヨ・ジングより5歳年上のイ・セヨン。
この年齢差が落ち着いた雰囲気の王妃と野育ち天真爛漫な(偽の)王様という配役に合っていて良かったと思います!(しかし、ふたりとも年齢の割に落ち着きすぎてないかい?)

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出典:tvN

それにしても、この時、ヨ・ジング21歳って…若すぎる…
お顔立ちも老けて落ちついた顔立ちと長い経歴のせいで忘れてますが、2021年現在まだ24歳とは。20年後でも44歳とは(当たり前)

彼はきっと年配になってもかっこいいおじさんになるタイプ、むしろ年を重ねるほどカッコよくなっていくタイプだと思うので、これからがとっても楽しみです!



感想(ネタバレあり)

※ここからはストーリーの内容に触れています。
※ネタバレあります!ご注意ください!





①謀反のお話し

「王になった男」のモデルが光海君と聞いていたので、最終的に王はどうなるのか、影武者はどうなるのか、結末をどう持ってくるのか初めから気になっていたのですが。

びっくりしました!

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出典:tvN

「王になった男」とは、王の影武者になった男を「王になった男」と間接的に表現したタイトルだと思っていたら、本当に王になっちゃた…!!!

王道の韓国時代劇だと思っていたら、王道では絶対に善人側(主人公側)がやらない「謀反で政権をにぎる」という荒業。

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出典:tvN

まじか…とかなりびっくりはしましたが、同時に「血筋ではなく人間性で国を治める王」を描きたいのだなと納得もしました。

ハソンが大妃に言った言葉
『貴賤は人ではなく天が決める』
『身分ではなく心と行いによって』
『血筋だけが自慢では無理もない』

これがこのドラマのテーマそのものだったなと思うなど。

個人的には、善政のためだとしても、力で権力を握ってしまうことは「自分が絶対的な正義である」と信じ込んでいる盲信者のすることで、都承旨は自分絶対に正しいと思いこんでいる危ない政治家だな…この人には投票したくない…と思いました。



②天下のかぶき者

最後に私の好きなシーンを発表して終わりたいと思いますが。

ハソンが偽の王であることを暴いて都承旨と共に始末しようと、左議政がふたりを審議にかけようとするシーン。

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出典:tvN

証人として連れてこられた妹の前でハソンが芝居の台詞を謳い、妹に自分がハソンであることを伝える場面がとっても良かった!


私はどうやら「他の人にはわからないが特定の人物だけがわかる台詞を公衆の面前で言って、相手にだけ真意を伝える」というシーンに心動かされるようです。

(先日見終わった哲仁王后でも同じような状況のシーンに鳥肌立てて喜んだばかり)

ハソンが兄であるということを理解し「兄はとうの昔にこの世の人ではなくなった」と証言する妹に、今度は王の格好をしたハソンが心を痛めるところも切なく、とても印象に残っているシーンです。


最後に

好き度★は3と迷いましたが4にしました。

久しぶりに正統派時代劇を見たような気がします!

最終回に護衛武士の「王様を守って死ぬ」という夢を叶えさせたのは、なんともせつなかった…都承旨の死に比べて犬死感が強くて悲しかったです…