『自分に思いをよせている人が近づくとアラームが鳴る』
そんなアプリが開発された世界で広がる3人の男女のラブストーリー!
出典:Netflix
作品情報
原題 좋아하면 울리는(好きなら鳴り響く(Alarm))
人気ウェブ漫画を原作としたNetflixオリジナルドラマ
(シーズン1)2019.8.22
(シーズン2)2021.3.12~ 配信開始
演出
イ・ナチョン(シーズン1)
『オーマイビーナス』『サム、マイウェイ』
キム・ジヌ(シーズン2)
『グッド・ドクター』『推理の女王』『SUITS』
キャスト
キム・ソヒョン / キム・ジョジョ役
『太陽を抱く月』『恋するジェネレーション』『仮面の王イ・ソン』『ラジオロマンス〜愛のリクエスト〜』『ノクドゥ伝』『月が浮かぶ川』
ソン・ガン / ファン・ソノ役
『カノジョは嘘を愛しすぎてる』『Sweet Home〜俺と世界の絶望~』『ナビレラ~それでも蝶は舞う~』
チョン・ガラム / イ・ヘヨン役
『ミストレス~愛に惑う女たち~』『詩人の恋』『感染家族』
あらすじ
自分に思いを寄せている人が近づいたらアラームが鳴るアプリが開発されて、世の恋愛事情は様変わり。悩み多き恋する乙女ジョジョの毎日にも大きな変化が訪れる。
引用元:Netflix
〈シーズン1〉
youtu.be
〈シーズン2〉
youtu.be
感想
「恋するアプリ」実は1か月ほど前に「ナビレラ」よりも先に視聴済みでレビューを書くか迷っていたのですが。
「ナビレラ」でソン・ガンの魅力にやられてしまったので「恋するアプリ」も合わせて記憶に残したいなとレビューを書くことにしました。
学園モノのラブストーリーだと思って見てみたら、社会派な面もあり(特にシーズン2)けっこう重かったです。
賛否両論のある作品ですが(特にシーズン2)1,2合わせても計14話と短いこともあり、あっという間に見終わりました!
好き度🍙★★★☆☆
ネタバレなし感想【Love Alarmのある世界】
想像してみてください。
『自分に思いをよせている人が近づくとアラームが鳴る』
そんなアプリが開発された世界。
地獄じゃない???
人の気持ちはそんなにわかりやすいものじゃないとか、数値では測れないとか、そんなキレイごとは言いません。
私のアラームは鳴らないわっていう予感しかない
まあドラマの設定でしかないんだけど。
そんな恐怖心抱きしめながら、自尊感情けずられまくって暗黒の学生生活送らなきゃいけないとか想像するだけで地獄。
アプリをインストールしなきゃいいんだけど、アプリ入れてもきっと鳴らないだろうなって気持ちを抱きしめながら、「1日10回おまえのアラームを鳴らしてやるぜ☆」とかやってるリア充に囲まれて生きていかなきゃいけないとか生き地獄。
アラームが鳴らなくて傷つくドラマの登場人物たちと「アラームインストールできるだけでもすごいよ。自己肯定感高いね!」「アプリ入れるのも怖くてできない人たちがいるって想像できる?」「開発者絶対リア充だろ」っておしゃべりしたい。
設定が非リア充にはむごすぎて、冒頭から相当な量のエネルギーを消耗しました。
(設定にはいりこみすぎ)
ある事情から恋愛どころではない女子高生ジョジョ(とか言いながら彼氏持ち)。影ながらジョジョを想うヘヨン。ヘヨンの親友で御曹司のソノ。
アラームの鳴り響く世界ではじまる3人のラブストーリーです。
有力者の息子と、幼なじみでボディガードのような存在の男友達。
設定がWebで人気のBLドラマ「君の視線が止まる先に」に似ていて、ヘヨンのベッドにもぐりこむソノって場面まで一緒なのはオマージュなのかな?
と思ったら「君の視線が止まる先に」が2020年公開、「恋するアプリ」は2019年。
もしかしたら「君の視線が止まる先に」の方がオマージュしてるのかな。
第1話でソノがヘヨンとヘヨンの好きな女の子にあまりに執着するので、ふたつのドラマが脳内で混じっちゃったからなのか、わたしのBL脳が爆発しちゃったのか、ソノはヘヨンが好きなんだと思って見ていたの私だけですか。
三角関係はじまって初めて、あ、そうだったのね…BLじゃないのね…と。
設定がちょっと苦手ってことに加えて、ジョジョがいつも暗い顔ばかりして魅力がちょっとわからないとか、ソノはいつのまにジョジョを好きになったの?とか、ヘヨンもうちょっと自分の気持ちだした方がよくない?とか。
つまらなくはなかったんだけど、全体的に好みではなかったです。
そもそも「アラーム鳴らしてくれよ」とか「アラーム鳴らしてやるぜ」みたいなのに全然萌えれなかったっていうのが敗因ですね…
ソン・ガンきれいなお顔立ちの子だなあとは思ったけど、特にそれ以外の感想なし。ナビレラで「なんて魅力的な子なの!」と感じたのは、やはり演じる役によって感じ方がちがうんだと再確認しました。
出典:Netflix
ネタバレ感想【シーズン2の展開が】
シーズン2は続編を待っていたファンの間ではかなり賛否のわかれる展開になりましたね~
私も当然最後にはジョジョとソノがくっつくと思ってた!
「2番手の思慮深くて優しい男を選んだら幸せになれそうなのに、なぜかヒロインは1番手のイケメンを選ぶ」という恋愛ドラマのデフォルトを破ったという点ではおもしろかったです。
でもソンガンスヒョンカップルの続きを2年間待ってたファンの「ちょっと待て、そうじゃないだろ」の気持ちもめちゃわかる(笑)
シーズン1で優しかったソノが粘着質のキレキャラになってたり、超意地悪だったいとこやおばさんとの距離感がいい感じになってたり(そこはよかったけど)突然の設定変更が多くて。
シーズン1は暗い雰囲気ながらもあくまでもラブストーリーの色が強かったのが、シーズン2に入ると人気が可視化していくしていくSNS社会への警鐘や、思いを言葉にしなくなることの危険性など、社会派要素がけっこう強くて。
アンチアラーム派の私としては満足な展開でしたが(ラブアラーム危険!)
純ラブストーリーを期待してた人たちにはナニコレ…コレジャナイ感があったでしょう。
アラームが鳴ったとか鳴らないとか、盾がどうとか槍がどうとか言ってないで、目を合わせて言葉で伝えようか。
「恋するアプリ」の感想はもうこれに尽きる。
そもそも人の気持ちなんて数値では測れるようなわかりやすいもんじゃないんだから。
やっぱりキレイごと言いたい。